本染め職人による伝統を継承する|株式会社伊藤染工場
三代目のひとりごと
2010年4月6日
【研修のお話】
みなさんこんにちは(^^)
やっと桜が咲き始めた岩手です。しかし、本日も冷たい雨が降っていて、お花見というわけにはいきません。。。
今週は、ちよっと前・・4月の初旬、東京は桜が満開の頃のお話です。東京は浅草の近くの取引先様の所で染物の勉強会がありました。それは注染(昔から受け継がれる手拭を染める技法)の勉強会です。
埼玉の伝統工芸士の先生が、東京を中心に手拭や浴衣を染めている会社さん、数社を集めて講義と実技をご披露くださいました。
普段、納品に追われて作る一方の自分たちですが、染料の違いによる発色の違いや濃淡の出し方の技術などなど、分かっているようで知らなかった事が沢山あって『ほぉ~!』『へぇ~!』の連続でしたが、あらためて染めの素晴らしさ、手拭の奥深さを知る事ができた1日でした。その先生と、我社のホープ《美奈ちゃん》も臆せず手拭の糊置きに挑戦していました。
そんな姿を誇らしげに写真に撮っていた三代目です(^▽^笑)