本染め職人による伝統を継承する|株式会社伊藤染工場
三代目のひとりごと
2013年6月28日
長い間 ご苦労様でした
今月、我が社を定年で退職される方がいらっしゃいます。平成3年に入社されて、かれこれ22年務めてくださいました。
責任感がとても強く、頂いた注文は断らず、お客様の為ならと、早朝出社をしたり夜遅くまで残業をしてくださったり・・・はたまた、休日出勤の数も誰よりも多かったと思います。
また、会社の中に、傷んだところがあると、自前の工具を持ち出して、アッという間に直して下さいます。そんな最上さんに、社員の皆さんから『最上屋』の文字と『大工道具』の絵を染抜いた前掛けと、工場の周辺に集まる雀にご飯を上げていたので、雀と稲穂を染抜いた、のれんと風呂敷がプレゼントされました。いずれも社員全員の『感謝の心』の結晶です。
私からは、会社のために一生懸命尽くしてくださった、そんな最上さんを支えて下さった奥様へ感謝の花束を贈らせて頂きました。本当に長い間 ありがとうございました。最上さんの一生懸命な心を受け継いで、きっと若い社員さん達も頑張ってくれると思います。
お疲れさまでした!m(__)m
そして、下の写真は・・・先日、最上さんの送別会を兼ねて社員の皆さんとバーベキューを行った時の様子です。
【絆】と書いたケーキを作って持ってきてくれた社員さんや、たくさんの差し入れ等々、最上さんの人柄ゆえに《最上さんのために何かしてあげられる事》を一人一人が考え形にしてくれました。
とても楽しい時間でした♪