本染め職人による伝統を継承する|株式会社伊藤染工場
三代目のひとりごと
2013年10月19日
みんなで【釜石まつり】を見学してきました。
今回は社長に代わり染め物の型をデザインしている八重樫が
ひとりごとの担当をさせていただきます♪
10月19日(土)、社員の皆さんとそのご家族の方々と総勢17名 で【釜石まつり】を見学しに行ってきました♪
天気は◎!!文句なしの最高の秋晴れでした。
朝7時に会社を出発し、まず目指したところは陸前高田市の《奇跡の一 本松》です。東日本大震災により壊滅した高田松原の中で唯一流されずに残った一本松。
この復興のシンボルを前に、全員で黙祷をしてきました。
次に向かった先は、大槌町にあるあの有名な蓬莱(ほうらい)島です。
大槌町の文化財に指定されている、この蓬莱島は、
井上ひさしさんの原作によるNHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』のモデルになった島だと言われています。
大きい丘と小さい丘から成るひょうたん型の島で、大槌湾にぽっかりと浮かんでいます。初めて見る人がほとんどで、皆さん目を奪われていました☆
そして、ついに大本命であります、【釜石まつり】へ参戦です!!
《曳き船まつり》とも言い、港から約5キロ離れた尾崎神社奥宮から御神体を神輿に乗せた漁船が帰港し、湾内をグルグルと回ります。
今年は13隻が参加し、漁船の上では虎舞や郷土芸能が披露されました。(震災前はもっとたくさんの船が参加していたそうです。)
船に掲げている大漁旗やのぼり、虎舞の衣装など、弊社で手掛けた染め物が釜石の港一帯を覆うようになびいておりました。
近づいてくる船を見て、「あの大漁旗、うちの会社で作ったやつだ!あれもだ!これもだ!」と皆さん嬉しそうに話していました。
命の吹き込まれた大漁旗が堂々と風を受けて進む姿は圧巻で、初めて生で見る大漁旗に感激しました。
皆さんの笑顔を見て、より一層染め物の面白みを感じ「これからも 頑張っていこう!」と決意を一新できた、素敵な一日でした☆