創業の精神

伊藤染工場の創業の精神

小学校を出たばかりの伊藤伝蔵は、明治41年に市内鍛冶町にある瀬川染物店に丁稚奉公に入った。修行を重ねる中で、子供心に花巻祭りの屋形山車の雄大さに目を見張り満面の笑みを湛えた。それは自ら心を込めて染めた半纏を纏った町民の笑顔が有ったからである。伝蔵はその笑顔の花をもっと咲かせたいと思った。

当時、半纏は祭りだけにあらず、毎日の作業着として必要不可欠なものであった。
やがて成人した伝蔵は、職人魂と共に毎日の生活に必要な物を作る仕事で人の役に立ちたいと大正10年25歳で創業する。しかし時代は混沌とした中、東北のこの地は冬場の仕事が不足し出稼ぎをしなければならない。

人を雇う事が出来れば、さらに人の役にたてると考えた熱意は、開拓の志と共に樺太まで足を延ばし、仕事を増やして行ったそんな創業者伝蔵の意志を受け継ぎ伊藤染工場は人々の役に立つ製品で人々の笑顔を咲かせる仕事をしていかなければならない。印染の下に笑顔が集う仕事、それが伊藤染工場である。

初代伊藤伝蔵から二代目伊藤益吉へ そして三代目として、伝統芸能を支え、企業の歴史を育み、地域の文化を守り、お客様の思いを形に。支えてくれたベテラン職人の伝統と心意気を若い社員に繋げ、お客様の喜びを共に感動できる染物屋であり続けたいと願う。

印染の下に笑顔が集う仕事、それが伊藤染工場である。

創業大正10年初代 伊藤伝蔵  二代目 伊藤益吉  三代目 伊藤純子