本染め工程

本染めとは・・・

伊藤染工場では、わたしたちの手によって、お客様の想いを布に染み込ませることを「本染め」といいます。 お客様の想いがこもった、そしてその時代の求めるデザインを、初代からの伝統を引き継いだ技法で、丁寧に染め上げてお届けいたします。 本染の種類は、昔ながらの帆前掛けや消防袢纏など染料の中に浸け込んでを染める『硫化染め』、 刷毛を使って、経験の積んだ職人の手で染めていく『引染め』、 型をおいて、その上を木のヘラで染料を染み込ませる『手捺染』、 の3つの技法を行っております。

硫化染め(硫化浸染)工程

昔ながらの『帆前掛け』や『消防袢纏』などは、硫化染めを使います。 硫化染めの染料は、「黒」「濃紺」「緑」と深くて濃い色に限定されています。60℃~70℃の染料の中に生地を浸けて染め混みます。 染め上げた後水洗いをすると、糊を置いたところが白く抜け、くっきりした模様が浮かび上がります。

引染め(型糊置引染め・筒引引染め)工程

刷毛を引くようにして、生地を染めていく染め方を『引染め』と言います。大きな神社のぼりや、色鮮やかな大漁旗などは、引染めで染められます。生地の上に型の乗せ、型に糊を置いていく技法を「型糊置引染め」、円錐型の筒袋を手で搾り出しながら下絵に糊を描く技法を「筒引き引染め」といいます。

手捺染工程

型をおいた型枠に染料を流し、その上をスキージングという木のヘラで染み込ませる染め方を『手捺染』といいます。 この工程では、糊置きをしないで染色します。多色染めの場合は、1色ごとに型を作成し、1色ごとにスキージングします。 手ぬぐいなどに使われます。